戦前の李香蘭から現在まで 日本の音楽業界を支え続ける音楽家とは

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戦前、戦中から一世を風靡した李香蘭氏が死去したとのニュースが報道されている。

李香蘭(日本名:山口淑子)氏は、戦前から数々のヒット曲を歌った、大スターであることに異論のある方はいないだろう。

その半生は、2007年に、上戸彩が演じた、テレビ東京系のドラマ『李香蘭』でも作品となり、話題となった。

実は戦前の李香蘭と、ドラマ『李香蘭』には、見逃すことのできないポイントがあるのだ。

それは、ドラマ『李香蘭』の音楽を手がけた、音楽家の服部隆之氏の存在だ。

服部隆之氏は、親子3代にわたる音楽家。

祖父の服部良一氏は、李香蘭に楽曲『私の鶯』を提供した方なのである。

服部良一氏は、戦前から現代のJ-POPの礎を築いた音楽家といっても過言ではない。

祖父の代から音楽家としての血を受け継ぎ、現在のJ-POP業界で圧倒的な実力を持つ、服部隆之氏の作品の数々。

ドラマ音楽で、壮大で重厚な音楽だと感じたら、それは服部隆之氏の作品である可能性が高い。

前述のドラマ『李香蘭』や、『半沢直樹』、『HERO』、『華麗なる一族』など、手がけている作品は今もなお増え続けている。

J-POPの編曲では、MISIAの「果てなく続くストーリー」や、SMAP「真夏の脱獄者」。

楽曲提供では、平原綾香「Smile」も服部隆之氏の作品だ。

ここまでで挙げた作品名をきいて、あなたは何かの共通点を感じないだろうか。

実はその共通点こそが、祖父の代から音楽家である、服部隆之氏の重要ポイントなのだ。

そのポイントは、良質なJ-POPを知るためのヒントともなりうる。

次回のエントリにて、それについて、考えてみたい。

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