ピアノ伴奏のみの曲「本当の恋」でわかるMay J.の歌唱力とは
ヒットチャートのトップランキングに踊り出している、May J.の「本当の恋」。
こちらの曲は、TBS系木曜ドラマ劇場『同窓生~人は、三度、恋をする~』挿入歌として採用されている。
多くのシンセサイザーによってアレンジされた曲が多い中、May J.の「本当の恋」は、ピアノたったひとつの伴奏だ。
ピアノと、May J.の声のみで、作品として完成されているのである。
とてもスタンダードなバラード調であり、かつ、奥行きのあるサウンドだ。
このように、非常にシンプルなバラードが、ヒットチャートの上位に浮上するというのは、May J.の人気ぶりはもちろんのこと。
それと同時に、J-POPの今後の変化の兆しが現れている証拠なのかもしれない。
さて、この曲からわかることは、May J.の歌唱力の高さだ。
ピアノ伴奏のみで、ぐっと引きつけることのできる歌唱力をもつ歌手はなかなかいない。
よくありがちなのは、ピアノの音の美しさに、ボーカルが埋もれてしまうことだ。
May J.の歌声には、それがない。メロディがまっすぐ、耳に届くのである。
なぜ、May J.が、数々のカバーソングを歌うことができるのかが、納得できるはずだ。
「カバー曲」でありながら、May J.の歌声によって、メロディがまったく新しいものとして、我々の耳にマッチするのだ。
それだけオリジナリティあふれる歌唱力をもつのが、May J.だ。
カバーソングを100%表現できるのは、まぎれもなく、100%オリジナルといえるだけの歌唱力。
May J.には、その歌唱力があるのだということが、「本当の恋」でわかる。
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